なぜ男目線の妊活日記を書こうと思ったのか?
不妊治療を含む妊活についての情報がほぼほぼ女性目線のものが多く、男性の多くが妊活に非協力ということを聞いたからです。
妊活には、女性に原因がある不妊治療、男性に原因がある不妊治療、原因がわからない不妊治療などさまざまな妊活があります。(半々と呼ばれているみたいですが、実際どうかはわかりません。私から言わせてみれば、原因がどうとかではないんです。)
こうだからこう!という正解はなく、それぞれにあった治療があります。
ただ1つ言えるのは、2人で協力してするのが大事ということです。
この男目線の妊活日記を読んでいただき、2人で協力して妊活を楽しめるようになればという思いで書いてます。
今回は番外編②です。1話から話が続いていますので、まだご覧になっていない方は、男目線の妊活日記①から読んで頂ければ話は繋がります。
不妊治療を続けていると思うこと
私たち夫婦は、2020年から不妊治療を進めています。
最初の頃は、原因はなんだろう。すぐできるだろう。きっと大丈夫。と少しの不安と期待でした。
それが時が過ぎていくと
なぜ私たちのところだけ子どもができないのか…。
不妊治療をしていると周りの妊娠という話に敏感になります。
芸能人がやたらと妊娠する。周りの家族や友達から赤ちゃんが生まれたという報告を受けるなどなど。
不妊治療が長引くとこういった感情になります。(女性も男性も)
他の人はすぐできるのになぜ私たちにはできないのか
何か私たち悪いことしました?
そして今となっては良くないなと思いますが、周りと距離を置くようにもなりました。
距離を置いた理由がみんなの何気ない優しさが辛かったからです。
不妊治療をしていると伝えると100%言われる言葉があります。
大丈夫!すぐできるよ!
励ましてくれているのはわかります…。でもね。不妊治療している人にその言葉はダメです。
すぐっていつ?すぐできていたら不妊治療していない。お金も飛んでいかない。
不妊治療を続けていくと自分の心が黒くなっていく時が絶対にあります。(人間だもの)
現在人に当たってしまう。距離をとってしまう。などをして自分を嫌いになりそうな人がたくさんいると思います。
みんなそうなります。誰が悪いとかではないのに。
子どもができないのが悪いわけでもないんです。(妻にどれだけこの言葉を言ったか…)
不妊治療を続けていくと周りから取り残された感や不安などで自分を嫌いになっていきました。
もし〇〇だったら
『もし〇〇だったら』という言葉は、不妊治療を続けていく中で必ず出てきます。
私たちの場合は、
主にこの3つをものすごく話し合いました。話し合うことで2人の行動が変わります。
どうしても1人で不安を抱え込むと心身ともにいいことがないです。
まずは話すことが大事です。私もそうでしたが、話すことによって自分はこう思ってたんだというふうに気づくことができます。
不妊治療のことって周りに話しづらいですよね。だからこそ夫婦での話し合いが大切です。
(私は変わってると言われますが、周りに不妊治療がこうだと話していました…。)
不妊治療を続けてても子どもができなかったら
そんなマイナスなことを考えるのは良くないとわかっていますが、考えてしまうんですよね。
妻との話し合いでわかったことですが、『子どもがほしい』というよりも『2人の子どもがほしい』という少し違うニュアンスです。
最初私は子どもができなかったら、里子でもいいのでは?と思っていました。
里子はかわいいかもしれないが、将来辛くなる可能性があるなとも気付きました。
ですので私たちは、もし子どもができなかったら2人で最高の人生を歩むことを決めました。そして姪っ子、甥っ子を可愛がるというのも決めました。
話し合うことでとことん頑張ろうという気持ちに2人でなりました。
私のせいで自分の子ども見られへんのが嫌やったら離婚してくれていいから。
と言われました。私は後悔しました。
妻にこんなこと言わすくらい追い込んでいたんだなって気付きました。妻は優しい人です。
私が子ども好きなのを一番知っています。
だからこそ言いました。
俺は〇〇ちゃんが好きで、〇〇ちゃんとの子どもが欲しい
俺らの子ども以外はいらない。〇〇ちゃんがいない世界は考えられへん
もしその時は、その時のベストな生き方を考えようと決めました。(その都度話し合いすることも決めました。)
子どもができても障害や病気があったら
妻がこれをものすごく不安に思っていたみたいです。私は高齢だから…。とよく言っていました。
私は特別支援学校で働いています。障害があろうがなかろうが、生まれてくる子どもは私たちの子どもです。
いつも思っていますが、障害があったら自分の子どもが可愛くなくなるのか?不幸なのか?私は常々児童生徒たちを自分の子どものように可愛がっています。だってかわいいから!
障害があるといろいろと制限されたり、対応が難しかったりなどいろいろと大変な部分はあります。でも私からすると子どもがいるからこその悩みを持ちたいとずっと思っていました。
妻とこういう話をする前から羊水検査?というのには反対派でした。せっかくできた子どもなのに…。妊娠は奇跡なんですよ…。
『どんな子どもが生まれても自分の子ども。ずっと愛したい。』
妊娠・出産を代わってあげることはできないけど、できるだけ妻の不安を消したい。集中してほしいと改めて話し合いで気付くことができました。
子どもか私のどちらかを選ばないといけなかったら
これも妻がずっと言っていました。不妊治療中や出産時などいろいろなことがあります。そのもしもの時のことも話し合いました。
私は即答しました。
〇〇(妻の名前)を選ぶ。
妻はびっくりしていました。妻は子どもを選んでほしいと思っていたみたいです。逆に私がびっくりです。笑
私は
『2人の子どもを2人で育てたい』
これに尽きます。正直何を当たり前のことを言ってるん?と思われるかもしれませんが…。
これってすごく大切だと思います。
妻がいない生活を私は今でも想像できません。妻を愛しているというのもありますが、妻とこれが楽しい、大変やな〜、どうしよかと悩む時間が好きです。
だから子どもが生まれて隣に妻がいないなんて想像できない。それなら2人で良いと強く思いました。
ただ子どもが欲しいだけなのに
将来のことを考えるためにたくさん妻と話し合いをしました。正直そんな話までする必要あるのか?ということまで話し合いました。
ただその話し合いもとても大切な時間だったなと今では思います。これからも続けます。
お互いの不安なことを吐き出すことにもなるし、自分の本当の気持ちにも気付くことができます。
不妊治療をしているとどうしても周りとの距離が開いているように感じ、1人で抱え込むことになります。
まずは隣にいるパートナーと話し合うことをおすすめします。
話をしないとわからないこと、見えてこないものがたくさんあります。
話にならないということもあるかもしれませんが、まずは相手のことを想う。これが大事だと思います。
何十億人といる中で、その人に出会って愛し合って結婚したんです。その人との子どものことを話するんですよ。どんな話よりファンタジーな現実ですよ。ワクワクしますよね。
不妊治療していると私って報われるのかな?と思います。でも1人じゃないです。
まずは隣のパートナーと話し合って2人ならではの妊活にしてください。
私たちは2人で共有して楽しんで妊活をしています。
みなさまがパートナーと2人で幸せな時間を過ごしつつ、今後も幸せな時間が訪れますように。
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